東筑紫学園高等学校には甲子園に出場経験のある野球部が存在しています。照曜館コースの高校生も選手・マネージャーとして所属しており、日々練習に打ち込んでいます。
その野球部が5月8日(土)、光陵グリーンスタジアムで行われた決勝戦(対戸畑高校)に臨みました。
相手先発投手の立ち上がりを攻め、2回までに5点を先取する上々の立ち上がりを見せます。
先発した吉本君(3年)は、2回に1点を失うも、その後は抜群の安定感。
緩急を織り交ぜた投球で要所を締め、チームを盛り立てます。
応援にも熱が入ります。
コロナ禍の中での開催ともあって声は発しません。
それでも拍手とメガホンで選手達に声援を送ります。
今年のチームは守備の硬さに定評があります。
日々の基礎練習に励んでいた選手達。そこで培ってきたものを存分に発揮します。
ショートを守る一松君(3年)のところによくボールが飛んでいました。
難しい体勢でも、身体を伸ばしてジャンピグスロー!
好投する吉本君を援護します。
キャッチャーの藤田君(3年)も安定感抜群。ワンバウンドの球を何度も体で止めていました。
極めつけは6回の守備。
ワンナウト後、相手バッターの強烈な当たりが左中間を襲います。
落下点まで一直線に向かったセンターの輪竹君(3年)。斜め後方へのダイビングキャッチ!
見事に捕球!流れを相手に渡さないビッグプレーに、球場中から惜しみない拍手が巻き起こりました。
膠着した試合展開。好投していた吉本君が7回に相手打線に捕まります。
ここでリリーフの坂本君(3年)にスイッチ。
継投で勝ち進んできた東筑紫。投手同士の絆も固くなりました。
後を託します。
右のサイドスローである坂本君。出所の見えづらいフォームと強心臓が持ち味です。
見事にピンチを切り抜けます。
いよいよ9回を迎えます。
1点を返され、なおもピンチが続きます。
3回目のタイムを取り円陣を組みます。
坂本君の力投にバックも応えます。
渾身の1球。
最後のバッターの打球はレフトのファールグラウンドへ。レフトの渡邊君(3年)ががっちりとつかみゲームセット!
この瞬間、東筑紫学園の北九州市長杯優勝が決まりました。
激闘を制した生徒達。素晴らしい試合でした。
表彰式では賞状とトロフィーが贈呈されました。
引き上げてくる選手達の表情は充実感に満ちています。
最後はベンチの中まで綺麗に掃除をします。
心技体が見事に調和したからこその優勝だったのかも知れません。
しかし、ここがゴールではありません。選手達の目標はあくまでも夏の大会。そして甲子園です。
今回の優勝で夏の県大会のシード権を獲得しました。
さらなる活躍を期待します!お疲れ様でした!そしておめでとう!