照曜館中学校の広さは、初めて訪れた人にとっては驚きのひとことかもしれません。
学棟だけでも6つあり、教室から特別教室、生活に必要な施設まで、把握するには少し時間がかかります。
そんな中、先週の金曜日、2年生の先輩たちが1年生を案内してくれる「校内見学」が行われました。
1年生の教室まで迎えに行き、班ごとに分かれて校内を歩きます。
音楽室や理科室、保健室に加えて、事務室、ゴミ捨て場など、学校生活に必要な場所を丁寧に案内してくれる先輩たち。
途中、後輩にやさしく声をかけながら、笑顔で案内する姿がとても印象的でした。
思えば、今の2年生も、1年前に3年生の先輩たちに案内してもらっていました。
あのとき緊張気味だった生徒たちが、今ではこうして頼もしい先輩として1年生をリードしている。
その姿には、時の流れの確かさと、照曜館で育まれる成長の物語が感じられます。
横のつながりだけでなく、縦のつながりも大切にする――。
そんな照曜館らしさがにじんだ、春のひとときでした。