中学生として最後の行事である卒業並びに進級認定式。例年とは異なる社会情勢の中、実施に向けて教員・生徒が一丸となって準備してきました。
そして3月14日(土)、遂にその日を迎えました。
空模様は朝から生憎の曇天。

このあと何とか晴れて欲しいと願う生徒の姿も見えました。

それでも気持ちを奮い立たせ、元気よく登校してきます。
中学生最後の日、湿っぽさは似合いません。

朝礼では担任の先生より、今日の一連の流れの確認がありました。


各クラスの前には除菌用のアルコールを用意。

こぞって感染予防を心掛けています。


朝礼終了後、3年生最後の清掃を行います。
中学生の間お世話になった備品などをきれいに拭き上げます。
一致団結してすみずみまで。


ここで生徒たちが空の変化に気付きます。
「晴れてる!」

若干ではありますが晴れ間が差してきました!
日頃の行い、今日の行い。
よく学校長の五十棲先生が「学校行事などここぞと言うときに晴れる照曜館は、きっと何か“持っている”」とおっしゃいます。
もしかしたら”持っている”のは中学3年生達も、なのかもしれません。

10時より厳かに式が始まりました。
例年と違い、生徒たちの名前読み上げや校歌斉唱等もなく、時間短縮で進められます。

緊張感を作り出す生徒たちの佇まい。本当に立派に成長しました。

声は出さずとも、堂々と立つその姿。照曜館の「筑紫の心」が確実に根付いています。

卒業証書はクラスの代表者が受け取ります。



続いて、三カ年皆勤の生徒の表彰です。

体調を整え、千日以上休まず登校した姿。一つの区切りです。

校長先生による進級宣言、

そして式辞です。

3年間での成長をかみしめつつ、

また、これからの高校生活に思いを馳せながら、聞き入る生徒たち。

厳かに式は終了しました。
ここで卒業生からのサプライズが。
保護者の方々に、代表の畑赳斗君からこれまでのお礼を込めたメッセージを伝えました。
雨の日も晴れの日も。体調が悪い日も、機嫌が悪い日も。
いつも生徒たちのそばに寄り添い、支えてくれたのは他でもない保護者の皆様です。
その思いを伝えます。

体育館が温かな拍手に包まれました。

その後退場、教室に戻って、いよいよ最後のホームルームです。


通知表の中が気になっている生徒もいました。

生徒たちからのサプライズがあったクラスもありました。

コロナウイルス対策によって短いホームルームとなってしまいました。
しかし、生徒たち、担任の先生の表情からは暗さなどみじんもありません。

これまで多くの行事を皆で成功に導いてきました。その経験から培われた絆は、簡単に揺らぐことは無い。そう気づかされた一日だったと思います。

涙などありません!最後まで笑顔で!

3年生のみなさん!本当に卒業おめでとう!
照曜館コースでの高校生活を存分に謳歌して下さいね!
