前回に続き、全学年対象の道徳授業の紹介です。
今回は11月29日に行われた、副校長の渡辺先生による授業です。
この日は道徳の授業を始める前に、緊急事態宣言等で延期されてきた表彰を行いました。
サンレー俳句コンクール、税の標語、それぞれの入賞者が紹介されました。
同級生や先輩たちの活躍に、刺激を受けたのではないでしょうか。ちなみに表彰される対象の生徒は、他にも多数います。また別の機会を設ける予定です。
さて、本題の道徳です。
今回も東京オリンピックを題材とした講話でしたが、特にスケートボードという競技がクローズアップされ、前回とは違った視点での内容となりました。
副校長先生のお話によると、この競技を紹介しようと思った理由の一つは、タイトルにもある「相手を称え合う」という姿勢に感銘を受けたことにあるそうです。
プロジェクターで競技や選手を紹介するとともに、いくつかの印象に残る動画が挿入され、副校長先生が解説していきます。
なかでも、難度の高い技に挑み失敗した岡本碧優(おかもと・みすぐ)選手のもとへ、他の選手たちが駆け寄って称える様子に、生徒たちはじっと見入っていました。
また、オリンピック前の練習で大けがを負ったスカイ・ブラウン選手が「私は何度でも立ち上がる」と述べ、その言葉通りにけがと恐怖心を克服して五輪の舞台に立ち、見事銅メダルを獲得した様子も紹介されました。
岡本選手は15歳、ブラウン選手は13歳です。スケートボードで活躍している選手たちの多くが生徒たちと同年代であったことも、副校長先生が道徳のテーマにこの競技を選んだ理由となっています。
オリンピック競技、日々の生活のなかの部活動、また学習であっても、それらに「全力でチャレンジする」こと、また「互いをリスペクトし、協力してより良いものを築く」ことの素晴らしさに変わりはない。今回の授業で、副校長先生から皆さんへの熱いメッセージを感じ取ることができたのではないでしょうか。
これからも、友人たちと励まし合い、切磋琢磨しながら学校生活を送っていきましょう。