1月15日(土)、好天に恵まれたこの日、照曜祭を行いました。
本学園の創設者宇城信五郎先生の遺徳を偲び、日本の伝統行事である百人一首と餅つきを行う照曜祭も今年で31回目を迎えます。昨年は、コロナ禍により本来の形ではできませんでしたが、受験生への応援も込めて千羽鶴を折りました。今年は規模を縮小しつつも、感染拡大防止に努めながら工夫をこらし、餅つきと百人一首を実施しました。
まずはリモートによる開会式。校長先生によるお話です。
照曜祭の由来、伝統行事の大切さなどをお話しいただきました。
続けて、百人一首競技のスタートです。いつもであれば体育館に全員が集まり、札を並べて班ごとの対戦を行いますが、今年は感染対策として、競技カルタアプリを用いて距離を確保しながら教室内で行います。
1年生から3年生までの混成チームでの対戦。札の様子はモニターで映し出されており、仲間を応援したり、自分の番を待つ間に札の配置を見ることができます。
アプリが上の句を読み上げると、分かった時点でタブレットをタップ!お手つきに気を付けて!
相手を目の前にしての対戦です。負けないぞ!
反応速度(秒数)が表示され、1秒未満の戦いに拍手が起こります。
カルタが終わると、今度は餅つきに移ります。臼と杵を使って本格的に行います。
校長先生による説明のもと、蒸した餅米を杵でつぶし、それからリズムにあわせてつきます。
先生たちのお手本のあと、代表の生徒達がつき始めました。
「1、2、3、1、2、3!」冬の日差しのもと、ペッタンペッタン、餅つきの音とかけ声が響きます。
外で行うこの餅つきの様子を各教室に中継し、生徒達は自分たちのクラスで見学します。
上手な先生達の様子や、クラスメイトの奮闘に、歓声があがっていました。
お餅がつきあがると、今度は丸めて鏡もちに整えていきます。
その様子を見る生徒達。
完成した鏡もちのうちの一つは校内の筑紫神社に奉納し、もう一つは高校3年生へのエールとして飾ります。
その様子はまた次回に。
最後は中継による閉会式の後、片付けで終了です。おもちを食べることはできませんでしたが、代わりに記念として一人一人に紅白の小餅が配られ、生徒達は家に持って帰りました。
生徒達からは、「楽しかった。」「来年は自分もお餅をついてみたい。」「先輩がかっこよかった。」などの感想があがりました。
照曜祭は、新しい生徒会総務にとっての初仕事の場でもあります。準備から当日まで、お疲れ様でした。
これからも、伝統ある照曜祭を続けていきたいと思います。