三日間にわたって行われた集団宿泊研修も、いよいよ最終日。
朝の集いと朝食を終えると、まずは荷物の整理から始まりました。来た時よりも美しく――という言葉を胸に、生徒たちは丁寧に部屋を整えていきます。
荷物を所定の位置に置いたあとは、1年生による周辺散策へ。
松林を抜け、潮風を感じながら歩いていくと、視界に飛び込んできたのは真っ赤な実をつけたいちご畑。毎年恒例のいちご狩りです。
摘みたてのいちごを口に運ぶ生徒たちの表情は、実に幸せそう。
研修の疲れも吹き飛ばすほどの甘さと、仲間との時間が、心に潤いを与えてくれました。
午後は最後の研修を経て、いよいよ閉校式へ。
生徒代表の言葉を担当したのは、高校1年生の許くん。
凛とした立ち姿と、3日間を振り返る落ち着いた語り口からは、まさに「成長」という言葉がぴたりと重なりました。
帰路のバス車内。
眠る生徒たちもいましたが、最後まで元気いっぱい。覚えたばかりの校歌を大きな声で歌う生徒も多かったです。
15時10分、小倉駅に到着し、現地解散。
ふたまわり大きくなったその背中が、これからの学校生活でどんな姿を見せてくれるのか――楽しみにしています。